戦後を境に、日本人の食のあり方に変化が生じる

 日本は大東亜戦争いわゆる太平洋戦争の敗戦で食生活がガラリと変わりました。
昭和20年8月以前の日本の一般家庭ではご飯、味噌汁、漬物、野菜の煮物そして魚介類などが平均的なメニューでした。
ところが、終戦の余波をダイレクトに受け、日本人の食料需給のバランスが大きく崩れていきます。
 主食だった米の消費量は大幅に下がり、代わってパンの消費が増えていったのです。
加えて、肉類、牛乳、卵など動物性たんぱく質と油脂類も増加し、その内容は植物性から動物性の物へとシフトして、欧米化の波に飲み込まれていったのです。
 栄養バランスの面からいっても、戦前のメニューだけではよくないことは明らかです。
折しも、戦後のアメリカの日本戦略という政治的な思惑と、日本人の栄養バランスのあり方の変化が絡み合って、日本流に欧米流メニューを加えた均衡のとれたものになっていくのです。
 敗戦がきっかけとは皮肉ですが、人間の栄養バランスを考えれば和洋折衷メニューがいいのではないでしょうか。